Dear Song

「Jeunesseに、礼儀がわかる子が居たのね?」


瑠奈は嫌味にも聞こえるような言葉を、口にした。


「それじゃ、俺らが礼儀知らずみたいじゃねぇか」

「そうだろうが」


湊の言葉に、奏がすかさず言い返す。


それに湊はいじけたような、態度を見せた。


「ベースの悠夢です。俺、クイーンのベース、好きっす」


悠夢は、そんなことを口にする。


「どうも」


それに、瑠奈は笑顔で返事を返した。


「で、お嬢さんは?」


康が、あたしに尋ねる。


これって、本名を名乗るべき?


でも、もし、、、


本名を名乗って、2人が気づいたら、、、


、、、学校に、行きづらくなるよね。