んで、女の方が、、、!!美郷(みさと)だ。


スッキリした。


そう思い、あたしは彼らから視線を外す。


「あれ?百瀬さん、今来たの?」


、、、え?


急に声のした方を振り向くと、そこには美郷が立っていた。


「4時間目の時まで、居なかったよね?」


美郷はあたしの隣の席に腰掛けながら、尋ねてくる。


なんで急に、あたしなんかに話しかけてきたんだろう。


でも、せっかく話しかけてくれたのに、無視するわけにもいかず、、、


「た、体調が、悪くて」

「大丈夫?」


高校に入学して、今初めて美郷と話をした。


美郷は噂どおり、とても良い子ならしい。


初めて話をしたあたしのことを、心配してくれている。