「 こい 」


またあとで!と舞ちゃんに伝えそそくさと自分の席に戻る。

藤井くんとはすこし遠いこの席。まあ近くでもきっとそんなに話すことはないのだけど。


窓際の一番後ろという特等席の私は、HRを右耳で聞きながら外を眺めた。

元気なカラスたちと青い空。嫌になるくらい眩しい。

そういえばもうすぐ夏だ。嫌だなあ、暑いのは。