ラブストーリーは日常に




「僕はね、みんなに心地の良い存在でありたいんだ。僕の存在のおかけで誰かの心が…身体が…綺麗になって、そして感謝される存在に」


「感謝される存在…?」


カミオさんらしくない、貪欲な印象を受けるその言葉に違和感を覚える。



「そう…」

わかりにくかったかな?と笑う彼は、わたしの瞳をじっと見つめ続けた。



「僕はシンコさんに感謝している」


「えっ…」