アラビアン☪ナイトー砂漠の騎士ー

「僕では…いけませんか?」


ジョミンさんの瞳が揺れている。


「シャナさんは、どんな男性が好きですか…?」


それは……


私の知らない世界を知っている人。


あえて言うなら…


「自分の体裁を気にせず、草むしりを一生懸命するような人です…」


ジョミンさんの目が見開かれる。


そりゃそうね。


あなたとは正反対だから。


「つまりシャナさんは、奴隷と結婚したいと?」


「奴隷ですって?」


私は思わずきつく言ってしまった。


「いや、草むしりは使用人の仕事でしょう?」


「ええ、そうかもしれませんね…でも着飾っている人は嫌なの」


「シャナさん、それは無茶だ。あなたは高貴な家柄の女性なんだから…」


「だから…?」


だから、自分みたいな金持ちがふさわしいと。


そう、言いたいのね…