アラビアン☪ナイトー砂漠の騎士ー

「シャナさん…!」


「!」


私は目を見開くことしかできない。


「あの…」


私は長身のジョミンさんを見上げる。


「婚約の話はお聞きになりましたか?」


ジョミンさんが単刀直入に言った。


「す、少しだけ…」


一番したくなかった話。


まさかジョミンさんが自分から言うなんて…


「シャナさんのお父様から、婚約していただけると聞きました」


「なんですって?」


そんな、嘘でしょう⁉︎


私は候補としか聞いていない!


「ご存知ではないのですか?」


ジョミンさんも驚いた顔をしている。


「シャナさんがご存知でないということは、まだ確定ではない、と…」


寒さなんて全て吹き飛んだ。


ジョミンさんの言葉が耳に届かない。


私、この人と結婚しないとだめなの…?