アラビアン☪ナイトー砂漠の騎士ー

「ジョミン君は相変わらず、読書をよくしてるのかい?」


お父様はよくジョミン君に本をプレゼントしている。


「はい、この前いただいた本も興味深くて…もう三度読み返しました」


よくそんなに読めるわね。


「また良い本があったらプレゼントしよう」


「はい、ぜひ!」


お母様も二人のやりとりを嬉しそうにみている。


本を読むことってそんなに良いのかしら?


知識があったって、経験しないと…


「そうだわ」


お母様が何かを思いついたようで、ジョミンさんに話しかけた。


「なんですか?」


「この前新しく、お庭にライオンの像を置いたのよ。夜だから見にくいかもしれないけれど、食事の後にぜひご覧になって」


ああ、あの像ね…


有名な彫刻家に作らせた、座ったライオンの像。


お母様は来客の度に自慢している。


「シャナ、ジョミンさんを後で案内して差し上げて」


「はい…」


作り笑顔は疲れる。


本当に、つまらない…