アラビアン☪ナイトー砂漠の騎士ー

「ロマンチストだな」


「だってそうでしょう?二人が結ばれるのは運命だから「運命の人」なの。二人の出会いは必然的なものなのよ」


じゃあ、俺らの出会いは運命かーー?


俺がもしもあの時。


普段通りにラクダを盗んで、軽快に砂漠を越えていたら。


シャナに助けられることはなかった…


シャナは呪われていて、俺はシャナを救える人で。


あの砂漠で俺達が出会うことは、始めから決まっていたのだろうか…



コンコンッ



扉が静かにノックされた。


「シャナお嬢様、夕食の時間でございます」


シャナの世話役のマナラが現れる。


「分かったわ。じゃあね、アラン」


シャナはにこっと笑ってから、マナラと一緒に部屋を出て行った。