アラビアン☪ナイトー砂漠の騎士ー

「そうだわ」


シャナが急に何かを思い出したように言った。


「アランの能力が本物ってことは、あれもほんとってことね」


「あれって?」


シャナは一人で顔を赤らめている。


「もうすぐ誰かが私に…恋をするって、あなた言ったじゃない」


「あー、あれか」


「何よ、その興味なさそうな言い方。私にとってはかなり重要なんだから」


「外れても責任とらねぇぞ」


「きっとアランの言っている「もうすぐ私に恋に落ちる人」は私の運命の人ね。だって偉大な、三日月を持っているアラン様の占いよ?」


シャナは無邪気に笑っている。


ーー当たったらどうしようか。


別に、当たったってかまわない。


俺には関係ない…シャナが誰とくっついても。


「運命の人には…なるべく近くにいてほしいわ。いつでも会えるように」


再び無邪気な笑顔を見せるシャナ。


「いつも近くにいると…別れる時に辛いんじゃないか?」


「あーらら、アランはダメね」


シャナは瞳をキラキラさせている。


「運命の人とはね…何があっても、離れても。最後には必ず結ばれるのよ」