アラビアン☪ナイトー砂漠の騎士ー

「アラン…!」


アランの混じり気のない緑の瞳。


それが月明かりに照らされて、昼間よりもずっと綺麗に見える。


「こんな時間に外に出ていいのか?大好きなお父様に叱られるぞ」


「いいのよ、別に」


「反抗期か」


ふわり


アランが優しく、私の肩にショールをかけてくれた。


「お前の部屋にあったから持ってきた」


アランは一回私の部屋に行ってから、私を探してここまで来てくれたってこと?


嬉しい。


私のために、こんなに気遣ってくれる人がいる。


でもそれと同時に…


わがままな私が情けなくなってくる。


「……さっきは悪かった」


アランが呟いた。


「お前には俺みたいな生き方に…憧れてほしくもなかった」


「私が悪いの」


思わず大きめの声で言ってしまった。


「私は何も知らないわ……よく他の町や村にも行くけれど…外の世界の本当の姿は知らない。だから…」


つい、ここから出ていってみたくなっちゃうの…


それに。


アランのことをもっと、知りたいの…