アラビアン☪ナイトー砂漠の騎士ー




「アーランっ!」


私は庭で草むしりをしているアランに駆け寄った。


アランは顔を上げて私の顔を見てから、また視線を手元に戻す。


「雑草なんて取る必要ないわ。どうせまた生えてくるもの」


「うるせぇな…」


アランは雑草を引っこ抜いて、ぽいぽいそばのカゴに入れている。


「ね、その仕事が終わったら私の部屋に遊びに来て?」


「嫌だな」


「何でよ、いつも夜は来てく…」


「声がでかい」


アランに遮られてしまった。


「どうせ暇でしょ?」


「いや、他の仕事がある」


「さぼっちゃえば?」


アランはため息をついた。


「そんなことしたら、ここを追い出されるに決まってるだろ」


そう、ね…