「アーランっ!」
私は庭で草むしりをしているアランに駆け寄った。
アランは顔を上げて私の顔を見てから、また視線を手元に戻す。
「雑草なんて取る必要ないわ。どうせまた生えてくるもの」
「うるせぇな…」
アランは雑草を引っこ抜いて、ぽいぽいそばのカゴに入れている。
「ね、その仕事が終わったら私の部屋に遊びに来て?」
「嫌だな」
「何でよ、いつも夜は来てく…」
「声がでかい」
アランに遮られてしまった。
「どうせ暇でしょ?」
「いや、他の仕事がある」
「さぼっちゃえば?」
アランはため息をついた。
「そんなことしたら、ここを追い出されるに決まってるだろ」
そう、ね…
