アラビアン☪ナイトー砂漠の騎士ー

「良かった…」


お母様もお父様も、私を禁断の扉に近づかせてしまったことを後悔している。


私が悪いのに。


「あの石、何とか処分できないのかしら…」


呪いの石は我が家に伝わる家宝。


処分したくても、触れることができないので移動さえできない。


だから私達は、私が呪いの石に触れてしまってから、すぐに別の屋敷に引っ越した。


石から少しでも、私を遠ざけるために。


「奥様、旦那様がお呼びです」


召し使いにそう言われ、お母様はお父様の元へ言ってしまった。


……ふう。


またしばらくしたら、人探しに行かないと。


お母様の不安を解消するためにも、早く見つけなければいけないわ…