アラビアン☪ナイトー砂漠の騎士ー





夕食も終わり、後は就寝するだけになった。


ひょんなことでここで働くことになってしまったが、俺には贅沢すぎるかもしれない。


ーー私を占ってみて。


そう言ったシャナの顔はどこか不安げだった。


……何でも、言えるはずがない。


適当に誤魔化したけれど、内心かなり焦っていた。


だって、あんなに輝いてる子に言えるわけないだろ……


呪われてる、なんて。



手を握った瞬間、俺には分かった。


シャナの中には何かがいて、彼女を苦しめている。


俺の占いはイカサマだ。


水晶も何も使わない。


ただ自分の直感を相手に伝えるだけ。


でも当たることがあるから…それが怖い。


シャナは本当に呪われているのか…?


一体なぜ……


「アラン」


扉の向こうでシャナの声がした。


「どうぞ」


返事を聞いたシャナが部屋に入ってくる。


シャナは上質な布の寝間着を着ていた。


「明日からのお仕事、頑張ってね」


「おう」


結っていた髪を下ろしたシャナは、昼間よりも大人っぽく見える。


「こんなに俺のとこばっか来て…大丈夫なのか?」


「いいの、楽しいから」


よく分からない。