夕食も終わり、後は就寝するだけになった。
ひょんなことでここで働くことになってしまったが、俺には贅沢すぎるかもしれない。
ーー私を占ってみて。
そう言ったシャナの顔はどこか不安げだった。
……何でも、言えるはずがない。
適当に誤魔化したけれど、内心かなり焦っていた。
だって、あんなに輝いてる子に言えるわけないだろ……
呪われてる、なんて。
手を握った瞬間、俺には分かった。
シャナの中には何かがいて、彼女を苦しめている。
俺の占いはイカサマだ。
水晶も何も使わない。
ただ自分の直感を相手に伝えるだけ。
でも当たることがあるから…それが怖い。
シャナは本当に呪われているのか…?
一体なぜ……
「アラン」
扉の向こうでシャナの声がした。
「どうぞ」
返事を聞いたシャナが部屋に入ってくる。
シャナは上質な布の寝間着を着ていた。
「明日からのお仕事、頑張ってね」
「おう」
結っていた髪を下ろしたシャナは、昼間よりも大人っぽく見える。
「こんなに俺のとこばっか来て…大丈夫なのか?」
「いいの、楽しいから」
よく分からない。
