アラビアン☪ナイトー砂漠の騎士ー

「分かんねえや」


アランがぱっと手を離した。


「あえて言うとしたら…一生金に困ることはねえってことぐらいだな」


「そう……ちょっと安心した」


もし本当に。


呪われてるって言われたらどうしようって思ってた。


「あとは……もうすぐ誰かが、お前に恋に落ちる」


「それは素敵ね!」


ふっとアランは口の端で笑った。


「イカサマだからな」


「分かってるわよ…!」


頬を膨らませた私の頭に、アランはぽんっと大きな手を置いた。


ちょっと、やめてよ。


私、そういうのに弱いんだから…