後ろからわずかに青年の温もりが伝わってくる。
「……町で、仕事を見つけようと思ったんだ…ゴホッ」
「そう…でも歩いてこの砂漠を越えようとするなんて、あまりにも無茶よ」
「俺、ラクダなんて持ってねえから…」
身なりからして裕福でないことは確かだ。
けれど無茶だと言わずにいられなかった。
でもきっと、無茶をしなければいけない理由があったのね…
「今…どこに向かってる?」
「町よ、私の屋敷があるの」
「……町か。そいつは丁度良いな…」
「ところで…あなたのお名前は?」
私はずっと気になっていたことを口にした。
「……町で、仕事を見つけようと思ったんだ…ゴホッ」
「そう…でも歩いてこの砂漠を越えようとするなんて、あまりにも無茶よ」
「俺、ラクダなんて持ってねえから…」
身なりからして裕福でないことは確かだ。
けれど無茶だと言わずにいられなかった。
でもきっと、無茶をしなければいけない理由があったのね…
「今…どこに向かってる?」
「町よ、私の屋敷があるの」
「……町か。そいつは丁度良いな…」
「ところで…あなたのお名前は?」
私はずっと気になっていたことを口にした。
