でも、なぜこの街にいるの? 「ねぇちゃん」 「どうしたの?」 ぎゅっ 「会いたかった。ずっとずっと会いたかった」 私も抱きしめ返して震えるかなとにこう告げた。 「ごめんね、おねぇちゃんも会いたかったよ」 「ほんと???」 「うん」 私が答えると笑顔になって 恐ろしいことを告げた。 「じゃあ僕のそばに一生いる?」