暁月side



「あっつっきー♡」



どーん!ぎゅー!!



「おはよおお♡」


今抱きついてきたのは、男友達のちょーちょーかわいい




松永 亜くん まつなが あるくん。

「あるぅーおはよんん♡」


私も抱きしめ返す。


唯一のなんでも話す男子。



ある!、




かわいいかわいいかわいいかわいい




「んもー!僕は可愛くなーーい!!」


「え?!なんでしってるの?、」


「全部口からでてたから!!」



なんていってほおを膨らませてこっちをみているある




「かわいあ♡」




あたしはあるを抱きしめた



いや、飛びついた。




教室からは笑い声がちらほら聞こえる。




「えへへ」


照れ笑いしてるあるも可愛い!!カメラ!!誰か、カメラを!!!!



「んもーかわいい♡♡ある大好きー!♡」



そう叫んだのが、悪かったのか



一瞬にして教室が凍りついた。


え、「え、恋愛とかじゃなくて、そのね?あのーなんだろ!北極熊が白いのと同じで!しろくまさんとはお友達!みたいな意味で好きなの!!」



そう言い直せばまた笑が起こる教室。


あれ?なんかおかしかったかな?



「あつき、北極熊だって恋ぐらいするよ???」



「え?そうなの?!」




クマが恋をすることを初めて知った私でした。