「待って!!なおは?なおはどうなるの??」 「犬のことはほおっておけ!今は俺たちが大事だ!」 「そんな…生きてるんだよ?同じ動物なんだよ?」 「そうよ、ありさ逃げるわよ。」 母さんは私の手首を掴み走り出そうとする。 でも、私は… 「嫌だ!!」 そう叫んで家族がいないはずの我が家へと足を走らせた。