あの頃の僕たちは






「おら〜、メシだぞ〜。お前ら座れ〜」



いつも家で1人でご飯を食べる桃之助は、大人数でご飯を食べることが嬉しいらしく、いつにも増して上機嫌だ。



ひとりひとりの前に、パスタが綺麗に盛り付けられたお皿を置いていく。



夏野菜たっぷりってとこが、みなの体型管理にもしっかり気を遣っていて、抜かりない。



あたしにも、好きな野菜且つ健康に気を遣ったパスタが出された。



うーん、やっぱり嫁に欲しいな……




「ありゃ?亮太は?まだなんかやってんの?」



みんな揃っているのに、亮太だけがまだ居間に現れない。



桃之助は面白そうに言った。


「あ〜、アイツめっちゃ緊張しちゃっててよ。なんたって、憧れの美波ちゃんが自分家にいるんだからなー。なかなかこっちに来れねぇんだわ」



「え〜、はやく食べないと冷めちゃうよ!」



亮太よりも料理なさっちゃん。
そんな君も好きだ。




「亮太ぁ〜!はやく来なよ!せっかくみながいるんだから〜。どんどん一緒にいられる時間なくなって、もったいねーだろ〜!」


あたしは奥にあるキッチンに向かって声をあげた。



すると、ものすごく顔を赤くした亮太が、ソロソロとやってきた。