早川先輩の溺愛。




「いや、まさか図星だったとはね。
…ってか今のツンデレはキタわ。」


真っ赤な早川先輩は、パタパタと手で顔を仰いでる。


「早川先輩、顔赤すぎです。」


あたしは手を伸ばして真っ赤な頬っぺたにひたりと当てた。


「藤野!?」

「あたし冷え性なんで、冷たいから気持ちいですよ。」


見たとおり先輩の頬っぺたはかなり熱くてりんごみたいになってる。
かなり可愛いんですけど。


「あー本当ないわー、マジで藤野ないわー。」


真っ赤な早川先輩は、あたしのもう片方の手を取って両頬にぎゅっと押し付けた。