「ところで、隼士。
…付き合う前にハグってあり?」


って聞いたところで、もうしちゃってるけどな。


「しらね、まあキスしなきゃいいんじゃね?
…ただし、今までのお手軽女とは180度やり方変えろよ、全く通用しねぇか、


…最悪嫌われるぞ。」


それは困る。俺藤野に嫌われたら生きてけない並に惚れてるから。


「俺一応、人間としては好かれてるから。」

なんかそれ、意外と嬉しい。

「なんだそれ。…まぁ、嫌われるよりかいいけど。」


隼士はそう言って呆れたような、嬉しいような顔をした。

俺の女癖の悪さには隼士はいつも嫌そうな顔してたし。


「脱女たらし、頑張れよ。」


俺はいい友達をもったと思うのだった。