早川先輩の溺愛。




「…?あたしは食べ物じゃないですけど。」


マジで。わかってないの、このニブ女は。


嫌な顔をされるか、まぁ無いとは思ったけど頬を染めて満更でもない顔をするか……。


そう思ってた俺は飲んでたものを吹き出しそうになった。


天然記念物って本当にいるもんだなっていう驚きと。


なぜか俺がポッキーが食べたいという方向に繋げた謎の思考回路に。


納得したような藤野は俺の口にためらいもなくポッキーを突っ込んで。


は?なにこれ。…超恥ずかしいんですけど、え。


って気分を全力で抑えなくちゃいけなくなった。