「家どこです?お家の方は?」 「すぐそこ。仕事だけど…」 「…じゃあ早退できますか? 帰って病院連れていってあげてください。」 苦しそうな冬樹くんはポロポロと涙を流し始めた。たぶん、自分の身体の異変についていけないのかも。 「藤野さん、その格好で学校行くつもり?」 「う……。」 確かに冬樹くんのあれがべったりついてるし、髪も汚れてる。 あたしはおもむろにセーターを脱いで、カバンの中の袋の中に突っ込んだ。 女子力万歳! ただしかなり寒いけど。 髪は水道か何処かで洗うしかないよね。