「春ちゃん、なんか僕気持ち悪い…」 真っ青な顔でベンチで震える冬樹君をそっと抱き締めると、きゅっとくっついてきて萌える。 おっと、そんな場合じゃないんだった。 …手帳には幼稚園の連絡先しか書いてないや。 「冬樹くんのお兄ちゃんはなんて名前?」 「アキだよ、アキ兄ちゃん」 まぁ、わかるはずもないよね。 …こういうときには慧を使おう。 仕方がなく携帯を取り出して、慧に電話した。