早川先輩の溺愛。




ふにゃりと眉を下げたちびっこは、あたしのセーターを握って口をぱくぱくとうごかした。



可愛い。超可愛いんですけど。


でも、ちびっこはなんだか顔が赤くて、様子が変だった。



「幼稚園にね、行くときにね、バスを待ってたらね、ネコがいてね、追いかけたらね、どこかわかんなくなっちゃった。

そしたらね、お兄ちゃんのがっこうがあってね。」


たどたどしく言うちびっこは、そう言って泣きそうな顔。
だめだ、不謹慎だけど可愛い。