この先もとりあえずは、長いこと一緒にいる予定なわけだし。 何も、焦ることはない、 …焦ることはないから! 「ストップ、ストップ! もう外はダメですってば! しかも白昼堂々! 今日は先輩んちいくんでしょう? 我慢してください!」 「おれ3週間も我慢したんだよ? …藤野、これ以上我慢しろっていうの?」 そんな色っぽい顔して、言わないで欲しい。 気温も高いし、太陽もキラキラと輝いてる。 何より目の前の先輩の熱が伝わってきて、あたしは気がきじゃない。