「今日は、許されるってこと?」


「…程度によりますけど。」


そう言ってそっぽ向く彼女の顔は真っ赤で、そのくせ腕はしっかり俺にまわされてるんだから、



「今日はいっぱいキスしよ、藤野。」


「………早川先輩、甘すぎ。」



上機嫌の俺が藤野に甘くならないはずがないだろ?



「最高のプレゼントだ、藤野。」


「…ちょ、ちゃんと物もありますからね、そっちがプレゼントですよ?」


「どっちももらうから。
…藤野好き、ほんと好き。」


真っ赤な藤野に微笑んで、俺は数えられないくらいのキスを落とした。


「男よけもしとく?」


「え?……んっ!」


独占欲の印も忘れずに。


赤くなってギュってしてくるから、


「俺、愛されてんじゃね?」


やめられない。