水の中の細い腰に手を回してピッタリと引き寄せると、すぐ目の下には愛しい彼女。 「早川先輩、スキ。」 いきなり熱っぽく言われて、誰が欲情しないでいられるんだか。 …中2かっておもうけど、とりあえず今は水からでられないのとは確か。 「俺も好き、藤野すんげぇ好き。」 切れ長の瞳も、真っ黒な髪も、ぽってりとした赤い唇も、すぐ赤くなる頬も全部。 藤野自体が俺のツボで。 会うたびに、そしてしばらく会えないたびに、 気持ちは大きくなる他を知らない。