早川先輩の溺愛。




浮き輪でプカプカ浮いて顔をパタパタ扇ぐ藤野がなんでこんなに可愛いか誰か教えて欲しい。



…嘘、俺だけしか知っちゃダメ。



藤野は俺から離れまいと、肩に手をかけて恥ずかしそうに笑う。


「泳げないのになんで海?」


俺はラッキーだけど、藤野的には、お触り禁止も結果的に破られてるし、泳げないなら楽しいかも不明。



「…別に、理由はないです、先輩と来たかっただけですから。

泳げないの笑ってるんですか!?」


「…っ、別に、バカになんて。」


「あたしバカにしてるとはいってませんよ!?
バカにしてるんですね…」