早川先輩の溺愛。




まぁそれは。


「あ、ぁっ、えと、ごめんなさい!」


「や、別に大丈夫、だから。」


俺がそれを楽しむほどの余裕があればの話で。


「恥ずかしい、です。えーと、浮き輪ください!!」


「え?あぁ、ほら。…溺れんなよ。」


湯でタコ藤野に感化されなければの話であって。



くそっ、俺は純情ボーイかっての!(そうです。)



久しぶりかつほぼゼロ距離な密着に耐えられないうちは、余裕を持つどころじゃないってことだ。