今にもキレそうな早川先輩のシャツの裾を握ると、先輩は心配そうな顔をあたしに向けた。
「あたしのせいだし、いいの。」
「抱いたのは俺だ、藤野のせいじゃないし、殴られるのは俺だろ。」
不満気な顔をして金髪の女の子を睨みつけた早川先輩は、低い声でいった。
「藤野に手出したら許さないから。
…殴るなら俺を殴れよ。
それと、藤野は捨てないから。
離れたいって言っても離してやんないし。
ってか軽く監禁するレベルで好きだから。」
真面目くさった顔で言う内容じゃないんですけど、とりあえず最後。
「…っ!どうでもいいわよっ!」
結局早川先輩のバカなのかよくわかんない発言に、金髪の女の子はその場を走り去っていった。

