「しません、しません!
ここどこだと思ってるんですか!?」
「さっき熱烈なキスしてくれたじゃん。
…風ヶ丘の門の前で。」
ニヤリと笑う早川先輩はもういつも通りで、あたしも甘い雰囲気なんて吹き飛んで目をぐるりと回した。
「あの、あたしのこと忘れてません!?」
「あ…」
突然聞こえた来た甲高い声に、早川先輩の頬は引きつった。
「あたしとの約束は!!!」
「あー、ゴメンね。
俺大切な子泣かせたくないし、
今この子とキスしたくてたまんないから。」
…なんて最低野郎なんだろうかと思う。
とは言っても、行かれては困るんですが。

