「藤野…ちょ、マジかよ…。
何、もうなんなの?
藤野からみた俺ってそんなカッコ良くない奴だったわけ?
…なのに、超、嬉しいんですけど。」
「あ、秋君!?」
早川先輩は大きな手で顔を覆ってボソボソとそう言ったかと思うと、
「マジでごめんな、藤野。
俺って本当情けない男だけど、
藤野にここまでされて黙ってるような男でもないんだよね。」
そう言って、あたしを引き寄せてぎゅーっと抱きしめた。
「は、やかわ、せんぱい?」
男らしい肩口に顔後と押し付けられて、心臓の音が近い。
え、ちょ。
シンクロしてるみたいに、トクトク、と重なる心音にあたしはカァッと頬を染める。

