「あたしは最低な女だよ、ナオコぉーーーーっ!」
「ちょ、春!?」
あたしは机にベターっと突っ伏して、思いっきりため息をついた。
「大体ね、ナオコが合コンなんかに連れてくからっ…」
早川先輩と近づいて日常が崩れて、慧に告白された非日常の数々。
それが日常になって、あたしは早川先輩に恋をして、その全てを封印して。
また前の日常が戻って、早川先輩は他の子をだいてるって話を聞いてそれを切なく思うなんて。
前までの日常に戻っただけなのに。
なんでこんなに、つまらなくて切ないんだろう。
「春は、なんでも抱え込むから。
…たまには頼ってよ、さみしいじゃんか。」