「藤野、真っ赤。超かわいい。」 「…これ以上あたしをドキドキさせないでください!」 あたしの首筋に顔をうずめてスリスリする早川先輩に、あたしの心臓破裂寸前。 あたしはまだこんなとこで死にたくないし。 死因が『裏早川先輩による心臓破裂』なんて格好が悪すぎる。 そんなあたしに、 「あ?…もっとドキドキしていいから。 早く俺を好きになって、藤野。」 そんなことをいった早川先輩は次の瞬間石のように固まった。