「俺の中は藤野でいっぱいなわけ。 …俺は、藤野だけが欲しいの。」 真剣な早川先輩に、あたしの胸は高鳴り始めて。 「可愛いとか、好きとか、後輩としてとか人としてじゃないから。」 秋を思わせる瞳に、吸い込まれそうになる。 「俺は藤野のことが、女として好きなの。 わかる?」 わかんない。 だってそんなの、あるわけがないし。 …早川先輩があたしを、なんて。