早川先輩の溺愛。




「あと3キロはいけるって言ってましたよね?」

「3キロは、な。」


…ムカつくんですけど!


あたしたちの不毛な言い合いに、おばちゃんはわっはっはと笑ってあたしと早川先輩の頭をわしわし撫でた。


「いっぱい食べて大きくなりなね〜、」

「やめろ、恥ずかしいだろ!」

「先輩髪の毛くしゃくしゃ〜」

「藤野もボサボサだし!」


ひとしきりじゃれたおばちゃんはゆっくり、と言って戻っていって。


あたしたちは手ぐしで戻しながら顔を見合わせて笑った。