早川先輩の溺愛。




蝶ネクタイを外して、固めた髪を無造作に崩した早川先輩はなんか色気たっぷりで。


…あーもう、なに赤面してるのあたし。


「藤野。」

「なんですか?」

「なんでこっち見ないの。」


不貞腐れた声に思わず顔を上げようとしちゃったけど、この真っ赤な顔を見られるのは結構辛い。


「藤野?…こっちみて。」


いきなり立ち止まった早川先輩に、


「顔、真っ赤。」


顎を掬われたあたしは必然的に視界が早川先輩でいっぱいになるわけで。


道の真ん中で頭を撫でられて、もうあたしは爆発寸前。