宮城先輩にエスコートされたあたしは豪華な扉を開いて煌びやかな世界へ踏み込んだ。
…これ、高校生のダンスパーティーじゃないから。
キラキラシャンデリアにツルツルピカピカ大理石の床。
たくさん並んだビュッフェスタイルの食べ物に、ぽっかり空いた空間ではたくさんの男女がクルクルと踊ってる。
「まぁ、とりあえず一曲どう?」
「あたし、下手ですよ。」
「ダンスは男にかかってるから。
…ダンスだけじゃないか。」
「下ネタ反対。」
イケメンは下ネタが好きなのかな。
眉間にシワを寄せたあたしに恭しく差し出された手を、あたしは気を取り直してとる。

