「さて、参りましょうかお姫様。」 会場について、恭しく出された手に、なげやりに手を乗せる。 エセ紳士の宮城先輩は、とりあえず見た目だけ見れば正真正銘の紳士。 質のいい真っ黒タキシードをきこなして、明るい髪を服とは裏腹にやんちゃに遊ばせてて、それはそれでかっこいい。 「次お姫様って呼んだらその綺麗な靴踏んづけますからね。」 「変えなんていくらでもあるけどね。」 む、か、つ、く! 「こんの、エセ紳士!!」 「あっはっはっ!」