早川先輩の溺愛。




あたし、風ヶ丘舐めてたかもしれない。



「藤野、すごく似合ってるじゃん。」

「えぇ!?」


しばらく無言でいると、あたしを上から下まで舐めるようにみた宮城先輩はうんうんと頷いた。


「なに驚いてるの。」


ケラケラ笑う先輩だけど、まさか褒められるとは思ってなかったあたしはあいた口が塞がらない。


「自信なかったんで嬉しいです。」


「…とりあえず今日は、知らない男についていったらダメだよ?」


なにその、小さい子に教えるような注意は!


「子供扱いヤメテください。」


「違うよ、俺は心配してんの。

…まぁ、知ってる奴も狼だけどね。」


また意味不明なことを言う先輩に、あたしの眉間には深いシワが刻まれる。



「もちろん俺も、例外じゃないってこと忘れたらダメだからね?」


「え?…ちょっ、なにすんですか!」


ニヤリと笑った宮城先輩は、あたしの首に舌をはわせて


「んっ…ちょ、…宮城先輩!」


チクリと小さな痛みを残して顔を離した。