また考え込む仕草をして、ニヤリと笑った宮城先輩はあたしにいった。


「俺とダンスパーティ行かない?」


「は?やですよ。」


「面白いことになりそうだし、いいじゃん。」


いやいやいや。
どういう思考回路でそうなるのか全くわかんないんですけど。


「早川先輩も慧も断って宮城先輩と行ったら、完全に勘違いされるじゃないですか!!」


「俺的にはそれでも全然いいんだけど?」


「冗談はヤメテくださいよ!」


憤慨しながら腕を組むと、宮城先輩は意地悪そうに笑った。