早川先輩の溺愛。




「おい春、洗濯物くらいはやくたため。」


…お前は姑か。


「藤野、下着くらいはしまっときなよ?」

…初対面ですよね!?


「おいお前ら、ジロジロみんな!」


…っていう先輩もジロジロ見てるから!


「あのね、突然人の家に上がりこんどいて勝手に物色しないでくださいよ!」


なんなんだこのアホどもは。
あたしのキャラも崩壊寸前なんですけど。


「あーもう、おとなしくテレビでも見ててください。
…これ以上散らかしたらごはん食べさせませんからね。」


やっと黙った男たちを一瞥したあたしは、ため息をはいて作り始めた。