真っ白な世界。





僕と彼女は二人きりだ。






「プシュケ...」







涙を流している彼女。









「泣かないで」







僕は言葉を発していた。











「今までありがとう。
僕を拾ってくれて名前をつけてくれて...
恋を教えてくれてありがとう。
僕は君がだいすきだよ。」






もう行かなきゃいけない






そんな気がした。







「プシュケっ...まって...」







「ごめんね、ぼくはずっと君を見てる」








やっと伝えれた。






君への気持ち。








大好きな君。








僕は幸福を与えられただろうか...









彼女の人生が少しでも幸せでありますように