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「お前らを偉大なる生徒会役員にしてやろう!」
ここは高校の屋上。時間は放課後。海咲と綾香の2人は生徒会長、福寿にそんなことを言われていた。
「・・・は?」
綾香は思わず声を漏らし、海咲は怪訝な表情で福寿を見た。
「もう1度言うぞ。お前たち、つまり福島海咲と桜綾香を生徒会に入れてやる」
「お断りします」
「別に、入らなくていいです」
海咲と綾香がほとんど同時に同じような返答を返した。
「な、なんだと・・・。断るというのか・・・っ」
福寿は大げさな動きでのけぞり、少し空けてから叫ぶように言った。
「ちなみに反対意見は認めないのさ!やれ!下僕どもよ!」
福寿が叫ぶと、どこにいたのか3人の生徒が出てきた。
「誰が下僕だよ」
「まったく、会長は・・・」
「・・・・・・」
3人はぶつぶつ言いながら出てきた。そのうち1人が海咲と綾香を見ながら何か呟いた、瞬間2人の視界は闇に沈んだ。