プリキス!!








「……ねえ、何で初伊ちゃんはそんなに西巴君達からえれなちゃんを庇うの?」


理由があるなら教えてよ、と真剣な顔つきで聞いた。





烏丸が語ったのは、


どんな事情があろうとも、男が女に手をあげるのは駄目だということ。


もしめぐや俺が宮前えれなに暴力を振るったとしたら、彼女は男が怖くなるということだった。





「まあ、一理あるよね。てゆーか初伊ちゃんの性格からして、西巴君が駄目って言っても絶対諦めないんだからぁ、もう西巴君が折れてあげたら?」






この短時間で東麻が理解するくらい、 烏丸は一度決めたらそれを貫く。



良く言えば初志貫徹。

悪く言えば頑固だ。






「……だってさ、めぐ。……俺も烏丸に何を言っても無駄だと思うよ。」


「お願い、恵!」




可愛らしい烏丸のおねだりが聞いたのか、めぐはその後渋々頷いた。



「えれなちゃんがいる部屋は、二階。はぐれないで着いてきて。」



東麻に誘導されてめぐと烏丸は小さな階段を上っていった。





自身の総長が居なくなったのを確認して、東校生はまた攻撃を開始する。


いい加減帰りたいけど、売られた喧嘩は買いましょうか。





めぐ、烏丸。次会うときは、外でね。








橘side end