何だか捕われの身のお姫様のよう。


こんな退屈な日々を抜け出したくて…。


毎日、空を見上げ願うの―。





部屋の窓を開けると雨が降っていた。


空を見上げるとグレーな雲と空が広がってる。


手を伸ばせば届きそうな…でも届かない。


あの空に近付けた時、何かが変わりそうな気がする。



手を空に掲げると冷たくひんやりしてく。



この手を温めてくれるのは誰?


優しく包んでくれるのは誰?





あたしは、ここで待ってます。