「やっぱ、こえーよな」


視線を下に向ける湊。



「怖くないよ。湊は怖くない。私ね、ヤクザって怖いイメージがあるの。でもね、湊の事は怖いって思ったことないの。

きっと、湊が優しいからかな?」


そんなことを話しているとエレベータがポーンとなった。


「...着いたぞ。」


また、厳重なロックを湊が開け中に入るとソファに座らされた。