そう言って、その人は私の頭をそっと撫でる。

月が眩しくて、その人の顔はよく見えない

けれど、優しく微笑んでいるのだけはわかったから。

「はいっ」

私も笑い返す。

「良い子ね。私の大事な大事な…」

その人は、私をぎゅっと抱き締めて。

「________」

そっと、私の名を…_____