「……姉さん?」 道路を挟んだ向かい側の喫茶店。 そこには知らない男と、 姉さんがいた。 全身の血が沸騰する。 「……ごめん」 隣りに立つオンナに別れを告げ、 僕は走り出す。 後ろでオンナが何か叫んでたけど、 そんなことどうでもいい。 姉さん、姉さん、それ、誰なの。 なんで姉さん、 そんなに楽しそうに笑ってるの。 姉さん!!